株式会社商業科学研究所

小島様：当社では長年のクライアントである国内大手流通グループ（仮称：A社）に対し、マーケティング施策戦略の立案支援をしています。A社傘下の各店舗が、年度ごとの販売戦略を立てるために資料をまとめているのですが、こちらのデータ作成を当社が担当しており、その際の一つの指標として重要な役割を占める「店頭アンケート」のデータ化を、うるるBPOを用いて行っています。当初は国内外の各店舗から上がってくるアンケートを当社内のOCRソフトを用いて読み取り、社内の人員がチェックを行うというプロセスで作業を内製していたのですが、その処理を行うためにかなりの人的コストがかかっていました。機械やスペースの確保の問題などから日中のみの作業では完了できず、夜間帯の担当者も配置し、二部制で業務を回していたほどです。一方で、日本全国さらには海外にまで進出するA社からは、店頭調査実施のたびに膨大な量の手書きアンケートが送られてきます。さすがに業務の効率化・コストの削減を目指す必要があるのではないかということから、アウトソーシングの利用を検討するに至りました。

小島様：選定に関しては前任者が中心となって行いましたので詳しいことは把握していないのですが、インターネットで検索して問い合わせをさせていただいたかと思います。

小島様：うるるBPOの導入前に、実は別の類似サービスを利用していたのですが、コスト面やサービス内容の部分で当社の希望とマッチしない部分が出てきたため、他社さんにもお声がけする運びとなりました。うるるBPOについてはインターネットで検索をし、問い合わせをしたと記憶しています。データ入力サービスを提供する何社かの企業の話を伺うなかで、うるるBPOがもっともコスト・納期・精度の面でバランスが取れており、また当社の要望を満たすサービスであったため、発注させていただくことに決めました。導入にあたっては、こちらが希望するコストや納期に関する確認を細かくさせていただきましたが、営業担当の方とそうした不安を解消するコミュニケーションができたことも良かったと思っています。

小島様：主にやりとりをしているのは私の部下になりますが、CCで共有されるメールなどでの対応を見ていてもレスポンスが速く、イレギュラーに対しても柔軟に対応してもらえている印象です。データ入力サービスを利用するにあたって、当社が重視しているポイントが「コスト」「納期」「精度」です。うるるさんにはコストダウンに関する相談にも応じていただきましたし、精度面でもこれまで気になる問題が生じたことはありません。データの提出先であるA社からも特に指摘を受けるようなこともなく、うるるBPOのデータの精度に信頼を置いています。

小島様：A社にて行っている「店頭アンケート」はB4用紙1枚のボリュームで、1回の調査で、多い店舗では500枚以上回収できることもあります。アンケートのフォーマットは全店舗共通なのですが、当社ではそちらのアンケート結果を分析し、さまざまな販売データやオープンデータと比較をしながらA社の事業評価や施策立案につながる提言などを行っています。まさにA社の事業戦略に関わる重要な資料であり、うるるBPOを活用することでそのベースとなるアンケートデータの作成を迅速かつ正確に行うことができるようになったため、とても助かっています。現在、A社グループの約100店舗のアンケートデータ入力をうるるさんに依頼していますが、作業する人件費と比較した際に、大幅なコストカットにつながったことが大きな収穫ですね。

小島様：現在依頼しておりますデータ入力サービスについては、トラブルや不満もなく利用できていますので、引き続き活用させていただければと思います。一方で、コロナ禍の影響やデジタル化の流れもあり、店頭での来店客アンケートという手段がやや時代遅れになってきている感が否めません。そうした状況のなかで、今後当社としてクライアント向けにどのようなマーケティングリサーチサービスを提供をしていくべきか検討する時期が訪れていると考えています。新たな手段を実行するにあたり、うるるさんの方で有効だと思われるツールや解決策がありましたら、ぜひご提案いただけますと幸いです。